イトクロ(6049):今後の株価はどう動く?|注目銘柄分析

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イトクロ(6049):今後の株価はどう動く?|注目銘柄分析

この記事のポイント
  • イトクロの2021年10月期第3四半期の決算が発表されました。コロナの影響から売上高は物足りないものの、各利益項目は好調でした。利益項目の進捗率は90%を超えており、第4四半期が例年通りであれば少なくとも利益項目の通期業績予想の達成は問題ないと考えられます。
  • 現在の数字を基にイトクロの理論株価を計算すると、PERベースの理論株価は1,402円、PBRベースで1,551円という計算になります。
  • 今回の決算で新型コロナウイルスの影響が今期も残ることが示唆されたので、今後も底値固めが続きそうです。900円台の買いが強いので大きく割れることはありませんが、来期業績が発表されるまでは1,000~1,200円の水準で推移しそうです。

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9月10日に発表された2021年10月期の決算はどうだった?

新型コロナウイルスの蔓延で上方修正はないが各利益項目は好調

「2021年10月期第3四半期決算」イトクロ決算短信より

「2021年10月期第3四半期決算」イトクロ決算短信より(画像はすべてクリックで拡大します)

9月10日にイトクロ(6049)の2021年10月期第3四半期の決算発表がありました。売上高は3612百万円(前年同期比:+20.6%*)、経常利益1,432百万円(前年同期比:53.6%)、純利益911百万円(前年同期比:569.3%)という結果でした。

*2021年10月期から非連結決算に移行したため、決算短信には前年同期比の記載はなし。ただ、買収した完全子会社を吸収合併しただけで事業自体に変化はないため、ここでは前年同期比を計算して記載しています。

「2021年10月第3四半期業績概要」イトクロ決算補足説明資料より

「2021年10月第3四半期業績概要」イトクロ決算補足説明資料より

売上高は物足りないものの、各利益項目は好調でした。現在のところ利益項目の進捗率は90%を超えており、第4四半期が例年通りであれば少なくとも利益項目の通期業績予想の達成は問題ないと考えられます。

ただし、新型コロナウイルスの蔓延によって業績に影響が出てきています。業績の上振れ期待が大きかっただけに、株価は反落するかもしれません。出来高が少ないので週明けの株価はどうなるか分かりませんが、pts価格は1073円(終値比△8.9%)となっています。

イトクロの今後の業績は?

コロナウイルス感染者は過去最高突破も収束へ

新型コロナウイルス感染者数と死亡者数の推移

新型コロナウイルス感染者数と死亡者数の推移

新型コロナウイルスの感染者数は既に収束の兆しが見えています。2020年は8月の夏休みシーズンをピークに感染者数が減少していきましたが、2021年も8月をピークに感染者数が減少傾向にあります。この時期はどうしてもお盆などで人の移動が増えるため、感染者数の増加は致し方ないと思います。

デルタ株の蔓延で感染者数は急増していますが、ワクチンの普及で死亡者数はこれまでに比べて大きく減少しています。したがって、日本経済に大きな影響を与えるとは考えていません。日本政府も11月からの経済活動の再開を検討していることから、この騒動も収束すると考えています。

2020年10月期を底に業績が本格的に回復か?

「イトクロ業績推移」マネックス証券より

「イトクロ業績推移」マネックス証券より

イトクロの業績推移をみると2020年10月期を境に回復傾向にあります。今期と2019年10月期の業績がほぼ同じなので、来期の業績予想次第で本格的な業績回復が実現できるかはっきりしそうです。新型コロナウイルスの影響も次第になくなっていくことは分かり切っているので、本格的な上昇相場に突入しそうな気がいます。

イトクロの理論株価は?

「イトクロの理論株価」試算

「イトクロの理論株価」試算

イトクロの通期業績は第4四半期の業績が悪化すると考えれば、通期業績予想に近い数字になりそうです。したがって、理論株価は前回の記事から変更がありません。

イトクロの過去5年間の平均PERは30倍(異常値を除く)、平均PBRは3.49倍となっており、これらの数字を基に理論株価を計算するとPERベースの理論株価は1,402円、PBRベースで1,551円という計算になります。

イトクロのテクニカル分析

「イトクロ 5年週足チャート」マネックス証券より

「イトクロ 5年週足チャート」マネックス証券より

イトクロの5年週足チャートを見ると、底値固めをしている段階であることが分かります。今回の決算で新型コロナウイルスの影響が今期も残ることが示唆されたので、今後も底値固めが続きそうです。ただし、コロナ感染者数は峠を越えており、死亡者数もこれまでで最低水準にあることから、長期的には保有しても良いと考えています。

テクニカル的には1,000円以下の買いが強いので、この水準を大きく割ることはないでしょう。来期決算が発表されるまでは1,000円から1,200円の水準で推移しそうです。

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