目次
ブログ運営者の投資日記㉜:2024年11月の資産運用状況
- 2024年11月30日時点の楽天証券の資産残高は、ほぼ変わらずの37,000,963円(前回比:△32,639円)という結果でした。11月は電線大手のフジクラ(5803)の空売り、グッドコムアセット(3475)の空売り、リンテック(7966)の買い、シマダヤ(250A)の買い等の売買を行いました。結論だけを見れば運に恵まれた一か月だったと思いますが、シマダヤの取引の一部で捕まってしまい、信用評価損が膨らんでいる点は課題です。前々月から仕込んでいた銘柄の評価損が拡大していることもあって、少々苦しい展開です。
- 2024年1月1日から11月30日までの特定口座損益は+5,494,047円(前回比:+764,813円)でした。11月はフジクラ、グッドコムアセットの空売り、リンテックの買いで利益を獲得することができました。シマダヤの利益確定に失敗し、その評価損が15万程度残っていますが、ある程度は満足いく結果です。しかし、資産総額でみると主力銘柄の低迷に手伝って、あまり芳しくない状態です。
- 日経平均株価の5年週足チャートを見ると、戻りを試しながらも高値が切り下がり続けており、上昇相場から下落相場への転換点を迎えていることがわかります。現状では4万円~3万8,000円のレンジ内でとどまっていますが、いつ急落してもおかしくありません。
- OECDのCLI(Composite Leading Indicators:景気先行指数)という指数をみると、中国、日本の景気がゆるやかに下降(減退)しています。中国のCLI指数は100.55とかろうじて景気の拡大・縮小の転換点とされる100を超えていますが、日本は99.85と100を下回っており、両国とも景気の減速懸念が生じています。また、アメリカのCLI指数は緩やかに上昇しているものの、数値は99.57と依然弱含んで推移しています。次期アメリカ大統領のトランプ氏が2025年1月20日の就任初日に「中国製品に対して一律10%、メキシコとカナダからの輸入品に一律25%の関税を課す」考えを示していることを踏まえれば、アメリカ経済が何の混乱もなく景気拡大局面に突入するとは思えません。目先の世界経済はやはり下振れリスクの方が高いと予想されます。
- 日経平均株価の6か月日足チャートを見ると、今にも下落しそうな形です。特に、6日移動平均線、25日移動平均線、52日移動平均線の3本の移動平均線が200日移動平均線を下回っている点は見過ごせません。「オニールの空売り練習帖(ウィリアム・J・オニール著)」などの書籍を読むと、今の相場が絶好の空売りポイントに近づきつつあることがわかります。日経平均株価はやはり下落相場に向かっているようです。
運用資産の状況と資産の推移
運用資産の状況
2024年11月末までの資産運用状況を報告したいと思います。
2024年11月30日時点の楽天証券の資産残高は、前回の記事からほぼ変わらずの37,000,963円(前回比:△32,639円)という結果でした。11月は電線大手のフジクラ(5803)の空売り、グッドコムアセット(3475)の空売り、リンテック(7966)の買い、シマダヤ(250A)の買い等の売買を行いました。
割高感から積極的に空売りを狙ったフジクラ、グッドコムアセットで利益の大部分を稼ぎ、リンテックでさらに微益を上乗せ。最終的にある程度の利益を確保できたので、結論だけを見れば運に恵まれた一か月だったと思います。ただ、シマダヤの取引の一部で捕まってしまい、信用評価損が膨らんでいる点は課題です。もともと、シマダヤは指標面の割安感を理由に決算前から仕込でいたのですが、株主優待制度の新設、通期業績予想の上方修正の発表というサプライズがあったものの、決算明けは高値を維持できずに反落。今も下落を続けています。途中で部分利確(微益撤退)したのでポジション量・評価損額ともに大したことはありませんが、前々月から仕込んでいた銘柄の評価損が拡大していることもあって、少々苦しい展開です。
具体的には、現物・信用取引ともに特定の1銘柄に全ベットしているような状況であり、だんだんと身動きがとりにくくなっています。損切りを適宜行い、ポジションを軽くすればいいだけなのですが、業績も悪くなく、指標も割安、損切りするほどの理由もないのが実情です。仕込んでいる銘柄はすべて円高メリットがあり、指標が割安、売上高成長率が高いものばかりなので、来年もこの状態が続くかもしれません…。
資産の推移
資産の推移は上の画像のようになっています。11月は細かい取引で一定の利益を獲得できましたが、主力銘柄の低迷を補えるほどのものではありませんでした。そのため、資産額は年初来で最低額を更新し続けている状況です。ものすごいピンチですが、こうなった以上どうしようもありません。なんとか乗り切れるよう頑張りたいと思います。
特定口座損益の履歴
2024年1月1日から11月30日までの特定口座損益は+5,494,047円(前回比:+764,813円)でした。11月はフジクラ、グッドコムアセットの空売り、リンテックの買いで利益を獲得することができました。シマダヤの利益確定に失敗し、その評価損が15万程度残っていますが、ある程度は満足いく結果です。しかし、資産総額でみると主力銘柄の低迷に手伝って、あまり芳しくない状態です。今年も残り1カ月となりますが、最後までよりよい1年にできるよう頑張りたいと思います!
今後のトレード方針
株式市況分析
日経平均株価の5年週足チャートを見ると、2024年7月13日に4万2,426.77円という史上最高値をつけたあとに大きく下落し、8月5日には日銀の突然の利上げを受けて3万1,156.12円まで一気に急落。その後は戻りを試しながらも高値が切り下がり続けており、上昇相場から下落相場への転換点を迎えていることがわかります。現状では4万円~3万8,000円のレンジ内でとどまっていますが、いつ急落してもおかしくありません。
OECD(TheOrganisationforEconomicCo-operationandDevelopment:経済協力開発機構)のCLI(Composite Leading Indicators:景気先行指数)という指数をみると、中国、日本の景気がゆるやかに下降(減退)していることがわかります。中国のCLI指数は100.55とかろうじて景気の拡大・縮小の転換点とされる100を超えていますが、日本は99.85と100を下回っており、両国とも景気の減速懸念が生じています。また、アメリカのCLI指数は緩やかに上昇しているものの、数値は99.57と依然弱含んで推移しています。次期アメリカ大統領のトランプ氏が2025年1月20日の就任初日に「中国製品に対して一律10%、メキシコとカナダからの輸入品に一律25%の関税を課す」考えを示していることを踏まえれば、アメリカ経済が何の混乱もなく景気拡大局面に突入するとは思えません。目先の世界経済はやはり下振れリスクの方が高いと予想されます。
日経平均株価の6か月日足チャートを見ると、今にも下落しそうな様子をしています。特に、6日移動平均線、25日移動平均線、52日移動平均線の3本の移動平均線が200日移動平均線を下回っている点は見過ごせません。株価が短・中・長・200日移動平均線を下回っているということは、過去1年間の投資家はほぼ損失を被っているということです。含み損を嫌気して損切りが発生したり、買い控えが起こったりするなど、市場全体が重苦しい雰囲気に包まれることは疑いようがありません。
実際、「オニールの空売り練習帖(ウィリアム・J・オニール著)」などの書籍では、①大きい商いを伴って株価が急落した後、②50日移動平均線が200日移動平均線を下抜けし、②50日移動移動平均線を上抜く4~5回の反発が起こり、③株価が出来高を伴って200日・50日移動平均線を一気に割り込んだ時が絶好の空売りポイントだとされています。今の日経平均株価は①と②をクリアし、③の反発を3回試している段階です。あと、50日移動平均線を超える反発が2回起こり、株価が出来高を伴って急落すれば、空売りの絶好ポイントを迎えます。世界経済の不透明感を吹き飛ばすほどのグッドニュースが出てくれば問題ありませんが、それがなければ日経平均株価はあと2~3か月で下落相場に突入しそうです。
今後のトレード方針
基本的な方針として「総資産に対して+20%~30%のリターン(これを下回る場合でも絶対リターンを追及する)」という目標を掲げています。しかし、今年はプラスのリターンが出ているものの、評価損を含めると未だ大きなマイナスとなっています。今年はあと1か月しかありませんが、良い年末を迎えられるよう頑張りたいと思います!