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ブログ運営者の投資日記㉚:2024年9月の資産運用状況
- 2024年9月30日時点の楽天証券の資産残高は、若干プラスの43,345,600円(前回比:+198,518円)という結果でした。前月の8月は月初の急な暴落で資産を大きく毀損。一時的にポジションをすべて整理し、取引を停止しました。その後、9月に入ってからは取引を再開。不動産関連株の割高感から霞ヶ関キャピタル(3498)、グッドコムアセット(3475)の空売り、京阪ホールディングス(9045)、アトラエ(6194)の買い等を売買し、単月で+912,823円の利益を上げることができました。
- 2024年1月1日から9月30日までの特定口座損益は+4,550,153円(前回比:△912,823円)でした。前述のように空売り・現物や信用買いでなんとか利益を上げることができました。
- 日経平均株価の5年週足チャートを見ると、2024年7月13日に4万2,426.77円という史上最高値をつけたあとに大きく下落し、今は戻りが失敗に終わりそうな形をしていることが分かります。日経平均は9月28日の週に3万9,829.56円の高値をつけましたが、今週(10月5日までの週)は今のところ高値3万9,126.36円・安値3万7,797.91円となっており、高値を切り下げ・安値を更新しています。これは典型的な下落トレンドの特徴なので、10月は下値を探る展開となりそうです。
- 今後の株価予想については、①自民党単独与党が確保されれば極端な増税路線が実現し、株価は暴落。②自民党の連立政権になれば中立的な政策に修正され、株価は緩やかに下落。③自民党が大敗すれば立憲民主党も議席を伸ばせず、第3極が躍進。減税路線への期待感から政策次第で株価も大きく上昇しそうです。いずれにしても、今回の石破ショックのように株価の変動が大きくなると予想されます。ポジションサイズの管理には注意した方が良さそうです。
運用資産の状況と資産の推移
運用資産の状況
2024年9月末までの資産運用状況を報告したいと思います。
2024年9月30日時点の楽天証券の資産残高は、前回の記事から若干プラスの43,345,600円(前回比:+198,518円)という結果でした。前月の8月は月初の急な暴落で資産を大きく毀損。一時的にポジションをすべて整理し、取引を停止しました。その後、9月に入ってからは取引を再開。不動産関連株の割高感から霞ヶ関キャピタル(3498)、グッドコムアセット(3475)の空売り、京阪ホールディングス(9045)、アトラエ(6194)の買い等を売買し、単月で+912,823円の利益を上げることができました。
ただし、9月は結果的に361,000円ほど損切りをしています。短期売買を心掛けていましたが、損切りを即座に決断できず、損切り幅が拡大。目補とする損切り幅は10万円以下でしたが、その3倍もの損失を計上してしまいました。10月は保有銘柄の決算発表を迎えるので、損失を最小限にとどめられるよう頑張りたいと思います。
資産の推移
資産の推移は上の画像のようになっています。9月は短期売買で90万円近い利益を計上できましたが、10月の決算発表に向けて仕込んでいた銘柄が「石破ショック」で評価損に転じたため、資産の増加幅は小さくなっています。投資金額に対して63万円ほどの評価損なのでそこまで大きな痛手ではありませんが、上手く利益につなげられるよう頑張りたいと思います。
特定口座損益の履歴
2024年1月1日から9月30日までの特定口座損益は+4,550,153円(前回比:△912,823円)でした。8月は月初に大きな損失を計上しましたが、主力銘柄のポジション閉鎖に伴って利益確定を行ったため、特定口座損益額は前月比でほぼ変わらりなく推移しました。そして、今月は不動産関連株の割高感から霞ヶ関キャピタル(3498)、グッドコムアセット(3475)の空売り、京阪ホールディングス(9045)、アトラエ(6194)の買い等を売買。大きな損切りを行うこともありましたが、単月で+912,823円の利益を上げることができました。
ただし、今年は総資産額の10%程度しか利益を上げられておらず、「総資産に対して+20%~30%のリターン」を得るという目標を達成できていません。今年も残り少なくなりましたが、10月は保有銘柄の決算発表が相次いで行われるため、上手く利益を計上できるよう頑張りたいと思います。
今後のトレード方針
株式市況分析
日経平均株価の5年週足チャートを見ると、2024年7月13日に4万2,426.77円という史上最高値をつけたあとに大きく下落し、今は戻りが失敗に終わりそうな形をしていることが分かります。日経平均は9月28日の週に3万9,829.56円の高値をつけましたが、今週(10月5日までの週)は今のところ高値3万9,126.36円・安値3万7,797.91円となっており、高値を切り下げ・安値を更新しています。これは典型的な下落トレンドの特徴なので、10月は下値を探る展開となりそうです。
戻りが失敗しそうになっている原因は、9月27日に開票された自民党総裁選にあります。当初は金融緩和政策(低金利の維持)を堅持しようとする高市さんを推す声が多く上がっていましたが、財源の安定確保のために増税路線に転換しようとする石破氏が決選投票でまさかの逆転勝利。2回目の投票が引け後だったこと、石破氏の政策(消費税増税、金融所得課税の強化、法人税増税、最低賃金1,500円)が金融緩和と正反対だったことから、為替相場は急激に円高方向に進み、日経平均株価も先物市場で大きく急落しました。この石破ショックは週が明けた月曜日も継続しており、日経平均株価は戻りを試すことなく今も安値付近で推移し続けています。
日経平均株価の6ヵ月日足チャートを見ると、石破ショックの大きさが良くわかります。総裁選が明けた9月30日は先週末に比べて1,910円安い3万7,919円で取引を終えました。この日経平均の下落幅は歴代5位の下落幅であり、自民党総裁選後の下落幅としては過去25年間で歴代最高の記録となっています。石破氏の過去の発言を振り返ると「消費税増税(15%)、金融所得課税の強化、法人税増税、最低賃金1,500円」などと主張しており、これらの政策をこのまま実施すれば日本経済は急速に冷え込むことになります。今回の株価の急落は妥当なものといえるでしょう。
なお、石破氏は10月27日に解散総選挙を実施すると表明しました。自民党総裁として自身の政策とどう向き合うのか(実現するのか、修正するのか)、各政党の政策がどうなるのか、敗れた高市さんや日本保守党などの第3極がどういう動きを見せるのか等、不透明事柄が数多く残されていて、株価の動きも予測しにくくなっています。個人的には、①自民党が大勝して単独政権となれば石破氏の増税路線が実現し、②自民党が過半数を割って連立政権となればより中立的な政策に修正され、③自民党が政権の座を奪われれば、議席数を伸ばした政党の政策がより強く反映されると思っています。③のシナリオになった場合、立憲民主党が躍進しそうですが、今の政策が石破氏のものとかなり似通っているため、石破自民党が大敗するのなら立憲民主党も議席を伸ばせないと考えています。日本維新の会、国民民主党、日本保守党あたりが躍進し、政策的にはかなり中立的なものとなりそうです。
①~③のシナリオと株価予想をまとめると、①自民党単独与党が確保されれば極端な増税路線が実現し、株価は暴落。②自民党の連立政権になれば中立的な政策に修正され、株価は緩やかに下落。③自民党が大敗すれば立憲民主党も議席を伸ばせず、第3極が躍進。減税路線への期待感から政策次第で株価も大きく上昇しそうです。いずれにしても、今回の石破ショックのように株価の変動が大きくなると予想されます。ポジションサイズの管理には注意した方が良さそうです。
今後のトレード方針
基本的な方針として「総資産に対して+20%~30%のリターン(これを下回る場合でも絶対リターンを追及する)」という目標を掲げていますが、今年は相場環境が不透明すぎて達成できるかわかりません。+20%~30%のリターンを実現できない場合であっても、マイナスのリターンにならないよう頑張りたいと思います!