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【4回目で合格】投資系ブログでアドセンスの審査に合格するためやったこと
- 投資系ブログはgoogleの品質評価ガイドラインのYMYL(your money or your life:将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に影響を与える可能性のあるページ、トピック)という規定に該当するため、高い品質が求められます。当然、アドセンス審査も厳しくなります。
- 投資系ブログがアドセンス審査に合格するためには高いオリジナリティー(独自性)、ユーザビリティー(利便性)、リライアビリティー(信頼性)が必要です。
- 高いオリジナリティー(独自性)を満たすためには、コピペやパクリなどのコピーコンテンツは厳禁です(具体例や対策は本文をご確認ください)。
- ユーザビリティー(利便性)を改善するには、カテゴリー数を減らして内容を統一したり、ナビゲーションリンクにホームボタン、プロフィール、お問い合わせなどのページを必ず組み込む必要があります。
- リライアビリティー(信頼性)を得るには、プロフィールをしっかりと記載する必要があります。簡単な経歴をまとめたり、保有資格があればそれをしっかりとアピールし、googleから評価されるサイトになるよう工夫しましょう。
4回目でようやくアドセンス審査に合格!
2021年4月にブログを開設して以来、2000~3000字程度の記事を20記事程度書き終えたので、5月の末ごろに初めてグーグルアドセンスの審査に申し込みを行いました。その結果はまさかの不合格。その後も記事を追加しながら、何度も手直しを加えて審査に臨みました。それでも即却下の連続でした。
しかし、この度4回目の審査でついにアドセンスの審査に合格しました!
というわけで、今後のためにアドセンス合格までの道のりとアドセンス審査に合格するためのポイントを記事にまとめていきたいと思います。
アドセンス審査に合格するまでの道のり
記事を毎日執筆&投稿する日々
2021年4月に自分自身の投資スキルを磨くため(投資関連書籍の購入代金を稼ぎ、経費で落とすため)、このブログを開設しました。当初からアドセンスを利用するつもりでしたが、審査に合格するなど造作もないとたかをくくり、「PERとは?」といった株式用語に関する記事や投資関連書籍の紹介記事などを無計画に執筆していました。
1回目の不合格
3000字程度の記事が10記事以上に達したため、5月末頃(ブログ開設から1か月後)に1回目のアドセンス審査に申し込みました。10年ほど前にアドセンス審査に合格していたことから、正直今回も簡単に合格すると思っていました。
が、まさかの不合格。
ボリュームが足りないと思い、相変わらず株式用語に関する記事や投資関連書籍を紹介する記事をひたすら執筆しました。また、アクセス数を増やすためにツイッターと連携させ、記事を書き上げた後はツイートするようにしました。
2回目の不合格
3000字程度の記事が20記事以上に達したことから、6月20日頃(ブログ開設から2か月後)に2回目のアドセンス審査に申し込みを行いました。
が、当然の不合格。
この頃からアドセンス審査に合格するための対策を調べ、サイト改善に真剣に取り組むようになりました。具体的には、お問い合わせやプロフィールの固定ページを作成し、ナビゲーションリンク(ヘッダーメニューやフッターメニュー)を設置しました。
3回目の不合格
ブログのユーザビリティー(利便性)の改善に取り組むと同時に、3000字以上の記事が50記事に達したため、8月の半ば(ブログ開設から4か月後)に3回目のアドセンス審査に申し込みました。
が、やっぱり不合格。
SEO関連のサイトを何度も見直したり、他の投資系ブログを参考にしたりと、何が悪かったのかしっかりと分析してさらなる改善に取り組みました。
2回目の不合格時に基本的な修正は終えていたので、個別記事のリライト(h2タグの多用など)や、プロフィールの内容をしっかりと記載してサイドバーにプロフィールウィジェットを設置するなど、細かい点の見直しに力を入れました。
さらに、株式用語に関する記事や投資関連書籍を紹介する記事がコピーコンテンツに該当する恐れがあったので関連記事を非公開にし、「google search console」から該当記事を一時的に削除しました。全体的な記事数を50記事→28記事に減らし、誤解されにくいもののみ残しました。
4回目にようやく合格
ほぼ2週間近くナビゲーションを作成するなどサイトの改修に取り組み、8月末(ブログ開設からちょうど4ヶ月後)に4回目の審査を申し込みました。そしてついに…。
4回目の審査で念願の合格ッ!
このように、アドセンスの審査に落ちるたび、様々な観点からブログを見直し修正を行ってきました。今回はこれまでの改善点を忘れないよう、注意したポイントと実施してきた対策を具体的にまとめてみたいと思います。
アドセンス審査に合格するポイントと対策
そもそも投資系ブログはハードルが高い
投資系ブログはgoogleの検索品質評価ガイドラインのYMYL(your money or your life:将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に影響を与える可能性のあるページ、トピック)という規定に該当します。
YMYLに関するコンテンツの質が低い場合、サイトの閲覧者に害を与える危険性があるので、投資系ブログは他のコンテンツに比べて高い品質が求められます。したがって、当然ですがアドセンスの審査も厳しくなります。
以下では、投資系ブログがアドセンス審査に合格するためのポイントを具体的にみていきたいと思います。
記事・カテゴリに関するポイントと対策
- 最低限の文字数×記事数を確保する
- オリジナリティー(独自性)を大切にする
- h2タグをしっかりと使い、読みやすくなるよう工夫をする
- 審査時のカテゴリは3つ以内にし、各カテゴリーには複数記事を
- 読んでほしいメインカテゴリーはナビゲーションリンクに組み込む
1.最低限の文字数×記事数を確保する
このブログは3000字以上×28記事の時に合格しました。参考にした他の投資系ブログも最低3000字×3記事以上で合格しているので、少なくとも総文字数が1万字以上のブログでないと審査に合格しないと思います。
2.オリジナリティー(独自性)を大切にする。
ブログの内容にはオリジナリティーも必要です。googleは無断複製された価値のないサイトを嫌います。ガイドラインにも不適切な行為を行うサイトにはペナルティーを与えると記載していることから、他サイトの無断複製やコピペは絶対にやめましょう。
3.h2タグをしっかりと使い、読みやすくなるよう工夫をする
検索エンジンはh2タグで囲まれた情報から記事の構造を読み取ります。したがって、h2タグを使用することで文章が読みやすくなると同時に、検索エンジンの評価も上がります。記事にはh2タグをしっかりと使い、コンテンツの構造を明確にしましょう。
4.審査時のカテゴリーは3つ以内にし、各カテゴリーには複数記事を
少なくともアドセンスの審査時においてはブログの一貫性が必要です。カテゴリーの数を増やすと何がメインのサイトなのか分かりにくくなるので、審査時はカテゴリーの数を3つ以内に抑えましょう。
また、一つの記事しかないカテゴリーを作ると、適切なサイト設計がされていないと判断される場合があります。各カテゴリーには必ず複数記事を投稿し、区分の必要性を強調しましょう。
5.読んでほしいメインカテゴリーはヘッダーメニューに組み込む
サイトのユーザビリティ―(利便性)にも関係する話ですが、読んでもらいたいメインカテゴリーはナビゲーションリンク(ヘッダーメニューあるいはフッターメニュー)に加えることで、よりアクセスされやすくなります。サイトのアクセス数や滞在時間が増えれば、それだけサイトの価値が高いと判断されることから、読んでほしいカテゴリは必ずナビゲーションリンクに組み込みましょう。
サイトに関するポイント
- ナビゲーションリンクを必ず設置する(ホームボタン、プライバシーポリシー、お問い合わせなどへのリンクは必ず設置する)
- 投資系ブログはサイドバーにプロフィールウィジェットを必ず設置する
- 404エラーページやリンク切れページは必ず修正する
1.ナビゲーションリンクを必ず設置する(ホームボタン、プライバシーポリシー、お問い合わせなどへのリンクは必ず設置する)
googleの検索品質評価ガイドラインは、ウェブサイトに記載された内容だけでなく、そのウェブサイト自身に関する情報を重要視しています。例えば、ウェブサイトのホームページはそのサイトに関する重要な情報が記載されている可能性が他のページよりも高くなります。つまり、サイトのホームページは自身についての情報量が最も多く、そのサイトで一番価値のあるページと言えます。
同様に、サイト利用に関する規約やサイトに問題があった場合の連絡先はサイトを利用する上で欠かせない情報です。特に、投資系のブログはお金に関する記事を扱うので、これらの情報を記載したページは重要です。
したがって、ホームボタン、プライバシーポリシー、お問い合わせといった大切なページは、必ずナビゲーションリンクに用意しておきましょう。ちなみにこのサイトはヘッダーメニューに「ホームボタン・メインカテゴリー」を、フッターメニューに「ホームボタン・プロフィール・プライバシーポリシー・お問い合わせ」へのリンクを設置しています。
2.投資系ブログはサイドバーにプロフィールウィジェットを必ず設置する
googleの検索品質評価ガイドラインでは、サイトの運営者に関する情報も重要視しています。特に投資系のブログの場合、記事の信ぴょう性はサイト運営者のリライアビリティー(信頼性)に大きく左右されます。
つまり、プロフィール情報を充実させることは、サイトの信頼性を向上させることにつながります。プロフィールには簡単なもので良いので、自身の経歴をしっかりと記載しましょう。また、検索エンジンが見つけやすいように、サイドバーにプロフィールウィジェットを設置するようにしましょう。
3.404エラーページやリンク切れページは必ず修正する
サイトに関する最後のポイントは、404エラーページやリンク切れページを必ず修正するということです。当たり前のことですが、これらのページが存在するとサイトの信頼性に大きな悪影響を与えてしまいます。エラーページやリンク切れページは速やかに修正しましょう。
その他のポイント
- 大前提として、独自ドメインであること
- サーチコンソールを必ず利用する
- サイトのカスタマイズは不要だが、オリジナリティーは絶対に必要
1.大前提として、独自ドメインであること
今更ですが、投資系ブログがアドセンスの審査に合格する上で独自ドメインは必須です。というのは、お金に関する話題を取り上げる以上、最低限の信頼性が必要だからです。
無料のブログサービスを悪く言うつもりはありませんが、独自ドメインがないということはサイト運営者がわからないということを意味しています。コンテンツに信頼性を求めるなら、最低限サイト運営者の情報も信頼できるものでなくてはなりません。
したがって、投資系ブログでアドセンスの審査に合格しようと考えているのなら、独自ドメインは必須条件だと思います。
2.サーチコンソールを必ず利用する
「google search console(サーチコンソール)」とはgoogleが提供するアクセス解析ツールのことです。このツールやレポートを活用することで、サイトの検索数や検索ワードごとの掲載順位を調べることができる他、エラーページなどの問題を発見・修正したり、サイトの注目度を高めることができます。
サーチコンソールにサイトを登録することで、検索エンジンに登録されやすくなったり、コピペ疑いのある記事を一時的に検索結果から除外することができる(このサイトの審査時にも疑われそうなページを除外しました)ので、アドセンスの審査を受ける前には必ず登録するようにしましょう。
3.サイトのカスタマイズは不要だが、オリジナリティーは絶対に必要
サイトのカスタマイズはあまり必要ではありませんが、(繰り返しになりますが)サイトのオリジナリティーは絶対に必要です。フリー素材の画像を使う場合は問題ありませんが、引用が多くなりすぎたり、法律の条文など他のサイトと同一の文言になる場合は特に注意が必要です。
まとめ:アドセンス審査に合格するために必要なもの
以上のように、投資系ブログでアドセンスの審査に合格するため、これまで様々なことに取り組んできました。この体験から学んだことは、アドセンスの審査に合格するにはオリジナリティー(独自性)、ユーザビリティー(利便性)、リライアビリティー(信頼性)の3つの要素が必要だということです。
あらゆるサイトに言えることですが、サイト自身の存在意義としてオリジナリティー(独自性)は絶対に必要になります。そして、多くの利用者を獲得するにはユーザビリティー(利便性)が欠かせません。さらに、お金にまつわる話題がブログの中心になる以上、サイトやサイト運営者に対するリライアビリティー(信頼性)もなくてはならないものになります。
10年前は簡単にアドセンスを始められましたが、今回の審査はかなりの難敵でした。これからアドセンスの審査を受ける皆さんが一発で合格できるよう願っています!